2023.03.06
まずは自己分析する
「どういう人物なのか」を理解することから
自己分析の必要性
いざ自己PRを作成しようと思っても、なかなか転職成功に直結する効果的なポイントを探せないこともあるでしょう。その場合、まずは自己分析をして、自分自身について理解を深めることをおすすめします。というのも、面接の際は相手へ「自分がどんな価値観を持ちどんな行動ができる人間か」というのを分かりやすく伝えなければなりません。「自分を採用することでどんな活躍が期待できるのか」を相手が具体的にイメージできるよう、まずは自分自分が内面としっかり向き合い客観的に自らを分析し、理解することが重要です。自分の性格や能力、思考などを洗い出し、それを基にアピールできる強みを見出すために自己分析は必要不可欠で、相手へ伝える際により一層、説得力が増すでしょう。 また、自己分析をすることで、本来自分がやりたいことや将来的に進みたい方向性を明確にすることができます。何を基準に転職先を定めるのかといった、自分なりの仕事選びの軸を認識する上でも、自分自身について理解を深める自己分析は役立つでしょう。これらを把握することで、今自分がやるべきことが明確になり、転職前に自分磨きをするチャンスも得られます。
具体的な自己分析の方法
自己分析には色々な方法があります。たとえば、「自分史」を作ることでこれまでの人生を振り返り、自分の強みや弱みを再認識できるでしょう。具体的には、小学校や中学校、高校といった自分が歩んできた時代ごとに書き込める表を作ります。それぞれの時代で区切った枠の中に、出来事や行動、感じたこと、身についたことなどを書き出しますが、そのときに当時のエピソードや打ち込んでいたことなどを具体的に挙げるのがポイントです。当時を思い出しながら、自分に問いかけつつ小さな事柄も書き足していきます。記憶を掘り起こし文字にすることで、客観的に自分を見つめ直すことができるでしょう。 また、「モチベーショングラフ」を書くのも1つの手です。これまでの出来事を思い返して、自分のモチベーションが上がったときと下がったときをグラフ化するという自己分析の方法で、同時にそのときの具体的な出来事や感じた思いを書き出します。些細な出来事も丁寧に書き出し、その中でも印象的なものについてそれぞれの行動や思いの理由を探ることで、自分なりの価値観や得手不得手などを見出すことができるでしょう。
まずは自分を知ることが大事
自己分析をするということは、面接で自己PRをするときに自信を持って自分を売り込むための武器を探すということです。これまであまり自分自身に関心がなかった人や、実は分かっているようで理解しきれていなかった人は、自分の中にある本質の部分に触れることで、気づかなかった潜在的にある価値観を認識できるのではないでしょうか。自分に合った転職先を探し、効果的な自己PRポイントを見出し相手へ伝える上で、自己分析は有効だと言えます。転職を考えたら、まずは自分を知ることから始めましょう。